10年後にまた会おう

算数

みなさん、こんにちわ。ゆっけです。

算数・数学が苦手だったのですが今は「算数」は好き。

「あれ?算数っておもしろいかも?」という子を1人でも増やすために日々奮闘しています。

今日は、3学期にふさわしい問題を紹介したいとおもいます。それは、

「10年後にまた会おう!」

です。

1.10年後の今日にまた会おう

授業開始後、子どもたちにそんな風に問いかけてみてください。

子どもたちからは、

「え?10年後も同じ曜日でしょ?」

「え?ちがうんじゃないかな?だって、毎年誕生日が曜日がちがうもん。」

なんて言葉が返ってきます。

子どもたちはタブレット端末を持っていますので、

「先生、カレンダーで確認していい?」

なんて子もいるかもしれません。でも、そんなときにクラスに一人は

「計算をすれば求められるんじゃないかな?」

という子が出てくるはずです。

でも、そこですぐにストンとくる子はあまりいないはずです。そこで、その子に次にように問い返してみてください。

2.なんで計算をしようと思ったの?

この問いかえし言葉を使うと子どもの「だって」を引き出すことができます。

「今日は3月4日で火曜日でしょ?3月5日が水曜日で…3月11日が火曜日。7日ごとに火曜日が来るから…。」

そこまで、話すと他の子も、

「あ、なるほど!14日後も火曜日だ。」

「21日後もだね!」

「7で割り切れれば火曜日だ!」

と気づきはじめるはずです。

3.でも、あまりが出たら・・・?

そんな話題をしているとかならず、

「あまりがでたら、どうすればいいのかな・・・。」

というすてきなつぶやきが出てくるはずです。

そんな時は簡単な数字に戻ってみましょう。

4.8日後だったら?

「もし、8日後だったら何曜日かな?」

と聞いてみるといいかもしれませんね。

「8÷7=1あまり1。そして水曜日だね。」

「あ、1あまると水曜日だね。」

と、簡単な数字にすることであまりが出たときのことも解決していくでしょう。

5.じゃあ10年後は

ここまでくると子どもたちは止まらなくなります。

「10年後は365×10だから3650日後だね。」

「3650÷7=521あまり3だ。」

「火→水→木→金だから金曜日だね。」

こんな話題が進んでいくでしょう。でも、ここできっとある子が

「でも・・・。」

とつぶやくはずです。

6.でも、うるう年はどうするの?

クラスの中のつぶやきに耳を傾けているとたくさん素敵な言葉が聞こえてきます。

そう、この問題は「うるう年」も考える必要があるのです。

そこも計算に入れると…。

2025年3月4日火曜日の10年後、

2035年3月4日は日曜日だということが分かります。

7.おわりに

この問題は、4けた÷1けたの計算ができる学年であればどの学年でも扱うことができます。

3学期の授業スタートで扱うのもいいですし、学年最後の授業で扱ってみてもよいのではないでしょうか。

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